MT4マニュアル19 MT4における予約注文の発注方法 種別ごとの特徴

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【動画:MT4における予約注文の発注】

MT4における指値・逆指値注文の発注方法

このモジュールでは、MT4プラットフォームにおける指値・逆指値注文の発注方法をご説明いたします。まずは、シンボルをダブルクリックして、オーダー画面を開きます。

シンボルをダブルクリック

この例では、ユーロ/米ドルです。「注文の発注」画面が表示されます。

発注画面

「注文種別」オプションの変更が必要です。デフォルトではカウントダウンに設定されていますので、「指値または逆指値注文(新規注文)」に変更します。

注文種別の変更

変更すると、新しいセクションが表示されます。4つの注文方法がありますが、ここではまず、「買い逆指数」から始めてみます。

注文種別

全ての買い注文は買値で開かれ、売値で閉じられると共に、「現在価格」から一定の距離を置いた、より高いまたは低い将来の価格でなければなりません。
「買い逆指数」注文では、「現在の価格」より高い価格で注文する必要があります。例えば、ユーロ/米ドルペアでは、将来の買値は「現在の価格」より最低でも4pip高く設定しなければなりません。

価格の設定

有効期限や指値、逆指値注文が有効である期間を設定することもできます。これにより、この特定期間に「現在価格」が設定した将来価格の値に達した場合は、注文は自動的に作動します。もし価格が期限内にこの水準に達しなかった場合は、注文は自動的に削除されます。有効期限を設定しない場合は、指値・逆指値注文に期限はありません。

有効期限の設定

新価格を入力後、「送信」をクリックし、画面が切り替わったらOKを押します。

送信をクリック

この注文タイプで利益をあげるには、「決済される売値」は「将来開かれる買値」より高い必要があります。
指値・逆指値注文の発注が完了すると、「口座取引」タブの「口座状況の列」の下に表示されます。「現在価格」と「将来価格」間の距離が10pipまたはそれ以下に減ると、指値・逆指値の価格欄が緑色になります。一旦、その価格が同じ値に達しますと、指値・逆指値注文が有効になります。これにより、「買い逆指値/買い指値」は「買い」に変わり、「売り逆指値/売り指値」は「売り」へと変わります。

誤った種類の指値・逆指値注文を選択した場合や、「指値・逆指値レベル」の値が正しく含まれていなかった場合などには、下記画像のようなエラーが表示されます。

注文のエラー表示

その他の3つの注文種別の特徴

「売り指値」の場合・・・価格は「現在の売値」より高く設定する必要があります。例えば、英ポンド・米ドルペアの将来の売値は「現在の売値」より最低でも5.2pips高く設定しなければなりません。
利益をあげるには、決済する「買値」は「将来開かれる売値」より低くなければなりません。

「買い指数」の場合・・・「現在の価格」より低い価格を設定する必要があります。例えば、米ドル/日本円ペアの将来の買値は「現在の買値」より最低でも4pip低く設定しなければなりません。
利益をあげるには、決済する「売値」は「将来開かれる買値」より高くなければなりません。

「売り逆指数」の場合・・・「現在の売値」より低い価格を設定する必要があります。例えば、「金」の将来の売値は「現在の売値」より最低でも100pips低く設定しなければなりません。
利益をあげるには「決済する買値」は「将来開かれる売値」より低くなければなりません。

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メタトレーダー4ガイド

1.取引口座を用意する
2.MT4ダウンロードとログイン
3.チャート画面の基礎
4.気配値表示の基礎
5.ターミナルウィンドウの基礎
6.ナビゲーターウィンドウの基礎
7.MT4における発注
8.口座履歴、決済された取引
9.気配値表示の詳細
10.MT4のチャート管理
11.チャート画面のプロパティ
12.インジケーターとスクリプト
13.MT4におけるチャートの組表示設定
14.MT4における定型チャート作成
15.ターミナルウィンドウの詳細
16.エキスパート・アドバイザーのインストール方法
17.MT4プラットホームのカスタマイズ
18.予約注文を理解する
19.MT4における予約注文の発注
20.XM webtrader端末
21.MT4におけるトレーリング・ストップ
22.損切りと利益確定
23.MQL5-トレーディングシグナル
24.マルチターミナルウィンドウの基本

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