「HotForex(ホットフォレックス)」は、安全性・顧客満足度に優れていることから、2010年の設立以来、日本でも多くのトレーダーが利用していた欧州の大手FX業者です。
金融ライセンスの関係で、2013年に一時的に日本から撤退していましたが、2017年に日本人口座の取扱いを再開し、再び注目を集めています。
日本人口座に限っては「入出金が不便」「日本語化が不十分」といった点から、まだまだ利便性が低いのが現状です。安全性・信頼性などさまざまな面から詳しく解説していきたいと思います。
HotForex(ホットフォレックス)の持つライセンスは3種類
・キプロス証券取引委員会
Cyprus Securities and Exchange Commission、CySEC
・セントビンセント・グラナディーン金融庁
St. Vincent & the Grenadines The Finanical Services Authority、FSA
・南アフリカ金融サービス委員会
South Africa Financial Services Board、FSB
日本撤退前の日本人口座は、キプロス証券取引委員会(CySEC)に登録している「HF Markets (Europe) Ltd」で運営されていましたが、CySECの規制強化に伴って日本撤退をしています。
その後、セントビンセント・グラナディーン FSAでライセンスを取得し、2017年に日本人口座の取扱いを再開しました。
地域によって適用されるライセンスは異なる
トレーダーの居住地 (認可取得法人名) |
実行ライセンス |
---|---|
ヨーロッパ他 HF Markets (Europe) Ltd |
キプロス証券取引委員会 CySEC |
アフリカ大陸他 HF Markets SA (PTY) Ltd |
南アフリカ金融サービス委員会 South Africa Financial Services Board、FSB |
日本、アジア他 HF Markets (SV) Ltd |
セントビンセント・グラナディーン金融庁 St. Vincent & the Grenadines The Finanical Services Authority、FSA |
日本人顧客はセントビントセント・グラナディーン金融庁の元で管理されています。
日本人顧客はキプロスライセンス管理ではない?
実は、キプロスライセンスの方がセントビントセントライセンスよりも権威性や信頼性は高いライセンスです。
しかし、キプロス証券取引委員会に日本の金融庁から指導が入り、キプロスライセンスを保有している海外FX業者は日本人顧客の受け入れがNGとなりました。
その背景があり、HotForexはセントビントセントライセンスを新たに取得し、日本人顧客はセントビントセントライセンス配下で管理されています。
SVG FSAのライセンス自体は信頼性が高いものではありませんが、HotForexのグループ会社、HF Markets (Europe) Ltdはキプロス証券取引委員会(CySEC)の金融ライセンスを保有しており、グループ会社全体としては、十分に信頼性の高い海外FX業者と思います。
信託保全はないが最高500万ユーロの補償あり
HotForexの顧客資産管理は信託保全ではなく、分別管理です。
日本人口座の資産は、MCB、BlueOrange、Ceska等の銀行で分別管理されます。
顧客資金は、500万ユーロを上限とする民事保険賠償制度に加入しています。
国内FX業者のような信託保全制度はありませんが、万が一HotForexが破綻した際には、500万ユーロを上限とする民事賠償保険制度が適用され、顧客の資産は保証されます。
この保険は、エラー、脱落、過失、詐欺など金銭的損失につながる多様なリスクをカバーする、業界でも有数の手厚い補償です。
資産の安全性については、かなり高い水準といえるでしょう。
金融サービス業者としてグローバルレベルで高く評価されている
HotForexは世界的にはかなり有名なブローカーで、20を越える賞を受賞しています。
HotForexグループは、2013年度にWorld Finance 100に選出されており、この年には日本からはみずほフィナンシャルグループが、AppleやGoogleなどのそうそうたるグローバル企業と肩を並べて世界を代表する100社の内の1社に選出された実績があります。
World Finance Top 100 Global Companyに選ばれたという事実だけで、HotForexの格を語るには十分すぎるでしょう。
間違いなく信頼できる企業だと思います。
またHotForexはスポンサー活動にも力を入れており、ポルシェカレラカップ、ロシアのスーパーカー「マルシャ」のレーシングチームなど、大会のスポンサーを務めてきました。
スポンサーになるためにも厳しい条件があるはずなので、HotForexの信頼性は高いのではないかとの推測できます。
HotForex(ホットフォレックス)ライセンスと安全性まとめ
日本人向けにサービスを提供しているHF Markets (SV) Ltd が登録しているのは、セントビンセント・グレナディーンのライセンスになりますが、
- 運営開始から8年間で、悪質な出金拒否・取引無効などの報告がない
- グループ会社が規制の厳しい金融ライセンスに登録している
- 顧客資金は、500万ユーロを上限とする民事保険賠償制度に加入している
- HotForexグループが2013年度にWorld Finance 100に選出されている
ということを加味すると、資金の安全性、信頼性は高いと思います。