海外不動産を実際に買うには③ 海外不動産投資のリスクと可能性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Overseas real estate2

実際の不動産投資家から見て、海外不動産投資は本当に儲かるものなのか、メリットはあるのかなど、本当に海外不動産投資の可能性について考えてみたいと思います。

前回の記事はコチラ…海外不動産購入の手続きは何が必要?

海外不動産投資の利回りは?本当に儲かる?

国内不動産投資はリスクが低いが収益性も低い

まず現在の国内不動産投資市場は大変に投資を拡大しやすいと言えます。
その理由としては物件情報が情報技術の発達で容易に手に入るようになったこと。
そしてネット重説の開始で購入の手間が省けるようになったこと。
さらに空前の低金利で大変にローン負担が低くなっているからです。

国内不動産投資はリスクを高いと感じる人もいますが、順調に地価が値上がりしている今、都心などきちんとエリアを選んで物件を購入していけば、損失が発生することはまずないでしょう。
ワンルームマンションを中心に購入すれば売却時に同程度の価格で売ることは難しくありません。
また管理の手間もかからず、最近の建物は耐震性も高いため、防災リスクにも対応できます。

会社に依存して収入を増やすのは難しくなっている今、不動産投資など多少のリスクを取って一歩前に進めた人間だけが自由な生活、そして生活の余裕を手に入れられる状況になっているのです。

ただ新築マンションであれば利回りは3%から5%、中古マンションでも5%から7%などと収益性は低くなっています。
それだけに一部屋や二部屋の所有では大きな利益を生み出すことは難しいです。
だからこそ収益物件を複数購入する人が増えており、不動産投資熱が加熱しているのです。

海外不動産のリスクは未知数だが自分で直接確認する手間は必要

一方で海外不動産は国内にはないリスクを気にしなければいけません。

リスクがあるとわかっていても言語の壁があると現地の警察や裁判所などに訴えるのが難しく、その国それぞれの法律を勉強しなければいけません。
そのためいくら収益性が高いと言ってもなかなか素人が気軽に手を出せるものではないでしょう。

繰り返しお伝えしていますが、海外不動産購入に際しては、必ず日本語で交渉ができる現地のエージェント、そしてそういった会社と通じている日本国内の企業を通じて不動産を購入しましょう。
しかしそういった会社を使ったとしても建物に不具合があった、法律に則った建築基準を満たしていなかったなどのリスクからなかなか逃れることができません。
最低限自分で現地に赴いて本当にその物件が正しく建てられているのかを、見極められるような審査眼を持った人間でなければ、海外不動産投資に気軽に乗り出すべきではないでしょう。
リスクに関しては今後軽減されていく可能性もありますし、ブームの加熱に乗って悪徳業者が介入してくる可能性も高まるので、未知数と言える状況です。

海外不動産投資をするのであれば専業投資家を目指そう

海外不動産投資家を目指すのであれば、国内不動産投資家のようにサラリーマンの副業として行うのは難しいです。
現地に行って物件をしっかり確認する手間があるため、会社を休んで気軽に海外に行けるような立場の人でないと、サラリーマンとの両立は難しいでしょう。

それほどの自由な働き方そして購入資金がある人は普通に企業でフルタイムで働いているサラリーマンではなかなか実現し難いものがあります。
やはり国内不動産投資で実績を積み上げて、専業投資家として独立、そして国内だけでは事業拡大することが難しくなった時に初めて海外不動産投資を考えるのが良いのではないでしょうか。

投資はブームと言われると、それまで興味を持っていなかった人間が参入してくるので、素人をカモにしようとする業者も介入してくるものです。

専業投資家として百戦錬磨の経験を積み上げ、建物の不具合を目視で判断できる、そして契約書の内容に不具合があれば少なくとも英語で指摘できるような人間になれば、海外不動産投資でのリスクも抑えることができるでしょう。

逆に言えばそういった知識とある意味での度胸がない人間は、海外不動産投資に気軽に乗りなさいほうがいいかもしれません。

海外不動産を実際に買うには①
海外不動産購入の手続きは何が必要?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す