取引コストを甘く見るのは危険!?Tradeviewのスプレッドと手数料まとめ!

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TradeView(トレードビュー)スプレッド

TradeView(トレードビュー)はケイマン諸島のライセンスを保有する海外FX業者です。堅実かつ誠実な運営をする老舗FX業者で、日本でもじわじわと人気を獲得し、中・上級者が好むFX業者と言われています。

約定力と低スプレットが人気の秘密ですが、スプレッドの有能さについてはいまいち分かりにくいところ。

ここではTradeviewのスプレッドを他社と比較し、解説していきます。

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そもそもスプレッドとは?

「Spread(スプレッド)」は英語で「広げる」または「延ばす」という意味の動詞、
または「広がること」、「広がり」という意味の名詞です。

金融用語での「スプレッド」は異なる市場や限月での金利差や価格差の事です。

FXでの「スプレッド」は「Bid(売値)とAsk(買値)の差」の事を指します。

例えば、ドル円を取引する際、
【Bid:100.000】【Ask:100.003】
だった時、「0.3pips」というわずかな差があります。
この「0.3pips」が取引コスト(実質上の取引手数料)という事になります。

この取引コストが「スプレッド」と呼ばれ、
↑の例で言うと「スプレッド0.3pips」ということになります。

当然スプレッドの広がりが大きいと支払う取引コストは上がりますので、スプレッドが小さい方がお得です。

Tradeviewのスプレッドはどれぐらい?

ではTradeviewのドル円の平均スプレッドを、取引プラットフォームごとにまとめます。

 取引プラットフォーム  最小  平均
  MT5/MT4 ILC口座  0.0pips  0.3pips
 MT4 スタンダード口座  1.7pips  1.8pips
 cTrader  0.0pips  0.2pips
 バイキング  0.1pips  0.3pips

※スタンダード口座以外のプラットフォームに関しては、この他に取引手数料が取引コストに追加されます
(ILC口座・cTraderは往復5ドル=約500円、バイキング口座では往復6ドル=約600円)

では実際に取引したとして、具体的に必要なコストはどれぐらい差が出るのでしょう?

1LOT(10万通貨)の取引に必要になる取引コストを、上記のスプレッドにあてはめて計算してみます。

MT4 スタンダード口座
ドル円【Bid:100.000】【Ask:100.018】だったとします。
売り=1千万円
買い=1千万1800円スプレッド=1,800円
取引コスト=1,800円
MT4 ILC口座
ドル円【Bid:100.000】【Ask:100.003】だったとします。
売り=1千万円
買い=1千万300円スプレッド=300円
取引手数料=5ドル(約500円)
合計取引コスト=約800円

取引手数料を加えても、なんと倍以上の差が出ます。

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他社の提供する平均スプレッドと比較

スプレッドの違いがコストに大きく影響するのはわかりましたが、TradeViewは他社と比較するとどうなのでしょうか?

ネット等ではよく「Tradeviewは業界最安値」という記事を見かけますが、具体的にどれだけ差があるのでしょう?
他の業者の主なプラットフォームと、取引コストを比較してまとめます。

まずはSTP方式のドル円の平均スプレッドから。

 業者・口座タイプ  平均スプレッド
(ドル円)
Tradeview
スタンダード口座
1.8pips
Axiory
スタンダード口座
 1.5pips
 HotForex
マイクロ口座
 1.7pips
 XM
マイクロ口座
 2.0pips

おや?STP方式のスプレッドでは、Tradeviewは特別スプレッドが安いと言える結果ではありませんね。

次はECN方式のドル円の平均取引コストを比較してみましょう。

 業者・口座タイプ  手数料
(pips換算)
 平均スプレッド
(ドル円)
 合計コスト
(平均)
 Tradeview
ILC口座
 0.5pips  0.3pips  0.8pips
 Axiory
ナノスプレッド口座
 0.6pips  0.4pips  1.0pips
 HotForex
ZERO口座
 0.8pips  0.4pips  1.2pips
 XM
ZERO口座
 1.0pips  0.1pips  1.1pips

おっと、ECN方式では確かにTradeviewが群を抜いて業界最安値です。

Tradeviewは取引手数料でも最安値です。
ECN方式のスプレッドは0.0pip~なので、やはり「取引コスト」という観点ではTradeviewが最安値なのだと分かりました。

TradeView(トレードビュー)取引コストまとめ

さて、ここまでTradeviewのスプレッドに関しての解説と比較を行ってきたわけですが、ネットでよく言われる「業界最安値のスプレッド」とは、TradeviewのILC口座を由来とすることが分かりました。

ILC口座は最強スペックで取引制限は一切無しです。
特にスキャルピングを好むトレーダーに向いているFX業者と言えます。

スキャルピングとは、1回の取引に数秒から数分程しかかけない取引方法です。
大きな利益は出ないが大きな損失も出ないというスタイルで、小さな利益を何度も取ることを目的に1日にだいたい20回~100回の取引を行います。

これだけの回数の取引を行うわけですから、当然1回あたりの取引コストをバカに出来ません。

当記事の計算例では、スタンダード口座では1,800円の取引コスト、ILC口座では800円の取引コストが一回の取引に必要でした。

これを100回行うとしたらどうでしょうか?

それを毎日繰り返したらどうでしょうか?

ハイレバレッジを提供する海外FX業者は、もともとスキャルピング向きの環境です。
ただし多くの場合はスプレッドが広いのが一般的でした。

しかしTradeviewのILC口座は国内FX業者にも負けないスプレッドを提供しています。

より有利な条件で取引をするために、投資家はコストを0.1pipでも抑えようとするでしょう。
最終的に業界最安値の取引コストを提供するTradeviewに行きつくのは、至極当然の話だと思います。

これからFX取引を始めたいと考えている方は、業者ごとの取引コストの差がどれぐらいあるのか、注目してみてはいかがでしょうか?

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