海外FXとは、海外FXの魅力と危険性

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海外FXの魅力と危険性

海外FXとは、日本国外を拠点とし、日本の金融庁の影響を受けない業者(ブローカー)を利用した外国為替証拠金取引です。

金融庁の影響下に無いという事で「大丈夫なの?」と心配になる方もみえるのではないでしょうか。

海外FXを利用する上でのメリットやデメリット、注意事項をまとめました。

海外FXって何?国内業者との違いは?

海外FXのメリット

  1. 国内では規制されている高いレバレッジを設定可能
  2. 追証なし、証拠金以上の損失は業者が負担の安心システム
  3. 国内業者は顧客を負けさせる、海外業者は顧客を勝たせる
  4. 優良業者では高いレベルでの日本語サポートが当たり前

海外FXのデメリット

  1. アフィリエイトが活発すぎて、偽情報が多すぎる
  2. 海外業者はスプレッドが広い傾向にある
  3. 信託保全が義務化されていない
  4. 金融庁の認可を受けていないため怪しい業者の噂も?

海外FX業者を使うメリット

1.国内では規制されている高いレバレッジを設定可能

国内業者と海外業者のレバレッジの違い

日本国内では、顧客保護という名目の金融庁の思惑によりレバレッジは最大25倍までと決められています。
金融庁の規制を受けない海外FXでの最大レバレッジは業者によってバラツキがありますが200倍や500倍は当たり前となっており、少ない投資で大きく儲けられる可能性があります。
また、後述するゼロカットシステムにより証拠金以上の損失は出ないため高いレバレッジ(ハイレバ)だからといって大きな借金になったりすることもありません。

ハイレバと相性の良い手法

すぐ思いつくのがやはりスキャルピングでしょうか、ハイレバ、ゼロカットなどの海外FXならではのシステムは攻めも守るも活躍します。

2.追証なし、証拠金以上の損失は業者が負担の安心システム

追証(追加証拠金)とは?

通常FXの取引では証拠金に対して一定の水準に達したら強制的に決済されるというロスカットシステムを設けていますが、急な相場変動によりこのロスカットシステムが正常に行われない事もあり、追加で証拠金を請求されとんでもない借金になってしまうという事が起こり得てしまいます。

海外FXのゼロカットシステム

ほとんどの海外FXでは追証が発生しない、ゼロカットシステムを導入し顧客を負債から守っています。
急な相場変動で証拠金以上の損害が出ても業者が負担し、投資家には請求がいきません。
ゼロカットシステムとかカッコ良く言っていますが国際的に資金を回収できないので海外業者はゼロカットするしかないです。

なぜ国内FX業者はゼロカットシステムを使わないの?

顧客側からすると非常に安心できるゼロカットシステムですが、日本では金融商品取引法で損失補填が禁止されているので導入には法改正が必要になります。

3.国内業者は顧客を負けさせる、海外業者は顧客を長生きさせる

国内業者は注文を呑んで儲ける

国内業者は狭いスプレッドを餌に弱いトレーダーを集め、注文を呑むことにより儲けを出しています。
顧客の注文をLPに流すかはディーラーの匙加減次第で私たちは知るすべもありません。
注文を呑んでいるのに勝たれたら困るので顧客を負けさせる努力をします。強いトレーダーにはリクオートや約定拒否を発生させます。

海外業者も注文を呑んではいるがA-BOOKのトレーダーはLPに流す

B-BOOKに該当する弱いトレーダーは注文を呑まれます。A-BOOKに該当する強いトレーダーはLPに流されます。
A-BOOKに該当してもリクオートや約定拒否は発生しません。取引量で儲ける為、トレーダーの利益とFX会社の利益は相反しません。
勝つトレーダーの90%以上が海外FX業者を利用しているらしいです。

4.優良業者では高いレベルでの日本語サポートが当たり前

英語が全くできなくても大丈夫

ほとんどの海外FX業者には日本人スタッフが在籍しており口座開設やその後のサポートなどでも言語による弊害を感じさせないレベルにあります。また、後述するIB業者なんかを間に挟めば問い合わせなどは代わりにやってもらえます。
ただ、日本人をカモにしている業者もありますし、初心者の方は海外の小規模ブローカーなどには手を出さない方がよいと思います。

海外FX業者を使うデメリット

1.アフィリエイトが活発すぎて、偽情報が多すぎる

海外FXと切り離せないIntroducing Broker(IB)の存在

イントロデューシングブローカーというものをご存知でしょうか?
海外FX業者は顧客の獲得や面倒見を手伝ってくれる業者をパートナーとして報酬を支払っています。この報酬はIB業者の紹介で口座を開設した人の取引額に応じて支払われるので人気のIB業者なんかは月にうん千万も広告料が入ったりします。
さすがにIB業者からの情報はある程度信頼出来るものが多いですが、お金次第でかなり情報が捻じ曲がって来ることも確かです。IB業者が自社の宣伝の為にアフィリエイターを雇って自社の評判を上げたり、姿を隠してネットで同業他社を誹謗中傷するのが得意な業者もいます。そこら辺を見極められない人は海外FXに向いておらず、養分となるだけかもしれません。

2.海外業者はスプレッドが広い傾向にある

国内FX業者のスプレッドの狭さは異常

一般的にスプレッドは業者の手数料と考えられていますが、国内業者ではLPに注文を流すだけでスプレッド分の利益が無くなってしまう程スプレッドが狭くなっています。そんな国内業者がどこで儲けるのかというとやはりDD方式によるノミ行為でしょう、注文を呑むだけならまだしも、約定せずに負けさせられてはスプレッドの狭さも意味が無いです。

3.信託保全が義務化されていない

信託保全とは、自社内分別保管はダメ

信託保全とは、業者に入れてある投資家の資金を第三者に委託して、万が一海外FX業者が倒産しても第三者から返還されるシステムです。海外FXでは義務化されていないので自社内だけで分別保管というリスクの高いところから、上限が設定されているもの、国内と遜色ないレベルのものまで様々です。個々の詳細はブローカーレビューで記載しておきますが。出来ればリスクを考えてお金を入れすぎない事が第一です。

4.金融庁の認可を受けていないため怪しい業者の噂も?

日本の金融庁無登録だからといって危ない訳ではない

日本でFXサービスを行う場合は金融庁に登録しなければなりませんが、ハイレバなどサービスの質を落としたくない為に海外FX業者はわざと日本の金融庁に登録していません、そういった業者には金融庁から無登録で金融商品取引を行う業者として注意喚起されますが一概に危険といったわけでもありません。
ただ本当に危険な業者もいますので、海外FXを利用するのは自己責任として取引してください。

一番怖いのが出金拒否や口座凍結、噂に聞くけど・・・

出金拒否や口座の凍結、優良業者を使っていれば理不尽なトラブルはないと思いますが、ボーナスの不正利用だったり、回線遅延を利用した裁定取引など、ルール違反による出金拒否は聞いたことがあります。海外FX業者の入出金方法は度々変更があるので、システムがわかり辛いのも悪い噂の原因なのかもしれません。

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