あのオセアニアンブローカーの再来か！TITAN-FX(ﾀｲﾀﾝFX)とは何者なのか

かつて日本で大ブレイクしたPapperstoneより受け継いだその狭いスプレッドが人気となり、設立当初は日本人ユーザーからの口座開設が殺到する事態となりました。その人気は健在で、現在も着実に顧客数を増やしています。

またそのスプレッドの狭さでLAND-FXと並びスキャルピングをメインとするトレーダーの利用率が高いことでも知られているため、「海外FX業者はスプレッドが広いからいまいち」と思っている方におすすめしたい海外FX業者です。

TitanFX(ﾀｲﾀﾝFX)とは？2015年から日本へのサービスを開始した元Papperstoneチームが運営する新興海外FX業者です

Papperstoneとは

かつて日本人トレーダーから絶大な人気を誇っていたオーストラリアの海外FX業者です。

「海外FX業者はスプレッドが広い」という概念をぶち壊すような低スプレッドを掲げ多くの日本人ユーザーを魅了しましたが、海外FX業者を目の敵にしている日本金融庁がASICS(オーストラリア証券投資委員会)へ圧力をかけたことにより日本国内での営業活動が不可能になったため、2014年12月31日に日本における全サービスを終了しました。

その後Papperstoneのシニアマネージャーが独立し、スタッフを引き連れてニュージーランドで新たに設立したのが今回紹介するTitanFXとなります。

注目ポイント

• Papperstoneより受け継がれた非常に狭いスプレッド
• 国内銀行送金(三井住友銀行)による出金が可能
• 信託保全はなし。NABにて顧客資金を分別管理
• 顧客注文の一部をダークプールで決済
• ビットコインによる入出金が可能
• 海外FX業界で唯一平日24時間日本人スタッフのサポートが受けられる
• 指標発表時に激しいスリッページが発生

信託保全はなし。NABによる分別管理のみ

TitanFXは顧客資金の分別管理をナショナルオーストラリア銀行(NAB)に委託しています。

第三者機関による監査は行われておらず、顧客資金の管理権限はTitanFXにあるため、信託保全はなく分別管理のみの資金管理体制となります。

「信託口座で管理されているから安全」「顧客資金の全額を信託保全している」「NABはオーストラリア最大の金融機関であり、銀行格付けでは世界トップクラスなので安心」などと紹介しているサイトもありますが、実情を踏まえるとTitanFXの顧客資金管理における安全性が高いとは言い切れないのではないでしょうか。

ライセンスの信頼性はいまいち。取得にあたっての裏事情とは？

ライセンスの信頼性について

TitanFXはニュージーランド証券投資委員会(NZFSP)から認可を受け、営業を行っています。

NZSEPはその他のライセンスと比べると審査が緩く取得するのはそれほど難しくないため、それほど信頼性の高いライセンスではありません。

NZFSPを取得した理由

TitanFXがあえてNZSEPを取得した背景には、Papperstone時代に起きたある事件が関係しています。

繰り返しとなりますが、TitanFXは元Papperstoneチームが運営しています。

かつてPapperstoneとして運営していた時は規制が厳しいオーストラリア証券投資委員会(ASIC)のライセンスを保有していたのですが、その結果ASICを通じて日本金融庁から圧力をかけられてしまい、日本から撤退せざるを得なくなってしまいました。

そこでTitanFXとして運営を始めるにあたって比較的規制が緩く、かつ日本金融庁から警告される可能性の低いニュージーランドでライセンスを取得したと推測します。

おそらくは再び日本市場で活動できなくなることを懸念し、安定して日本人にサービスを提供することができる現在の体制を選んだのでしょう。

TitanFXが自信をもって掲げるZeroPointテクノロジーについて

TitanFXを紹介するにあたってかかせないのがこのZeroPointテクノロジー。多くのサイトがこのサービスを褒めちぎっていますが実際のところはどうなのでしょうか？

公式HPの解説によると、これまで一般投資家が利用できなかったプロレベルのインフラを提供することにより、他FX業者の追随を許さない取引環境(プラットフォーム、約定スピード、リクイディティ、為替レート)で取引することが可能になったと書かれています。これらのサービス内容について解説していきたいと思います。

プラットフォーム

TitanFXで利用できる取引プラットフォームはMT4とZulutradeです。

MT4は多くの海外FX業者で導入されている代表的なプラットフォームであり、Zulutradeはミラートレードを利用することのできるトレーディングシステムです。

海外FX業者では他に、FXDDなどが提供しています。ECN取引と高い親和性を持つcTraderを導入しているやと比べると、優位性は低いと言えるでしょう。

リクイディティ

複数のアセットクラス(投資対象となる資産の種類や分類)において、リクイディティプロバイダと密接な関係を築くことにより他業者に比べてより深いリクイディティの提供が可能となったと書かれていますが、他FX業者と比べ具体的にどのような面で優れているのかは書かれていません。

HPにてリクイディティプロバイダを公開することで、取引環境の透明性を確保しようとしているところは評価できるポイントだと思います。

為替レート

約50の主要銀行やリクイディティプロバイダから、ベストな為替レートを提供していると書かれています。

より多くのリクイディティプロバイダから為替レートを提示されることにより、選択肢が広がることで顧客にとって有利な価格で売買できる可能性が高くなります。

低スプレッドを売りにしているだけあって、顧客により狭いスプレッドを提供するための環境づくりを進めているようです。

国内銀行出金に対応

「海外FX業者は着金が遅い」そんな風に感じたことはありませんか？

TitanFXは国内銀行送金による出金に対応しています。通常の海外FX業者では海外銀行送金による出金となるので、口座に着金するまでに数営業日ほどかかることが多いです。

そのため、出金手続後にワクワクしながら当日に口座を確認してもそのお金は反映されてません。毎回着金まで何日も待たされるとイライラしてしまいませんか？

TitanFXなら他の海外FX業者よりも早い1~2営業日での着金が可能です。余計なストレスから解放され、さらにSWIFTコードやリフティングチャージといった面倒なことを考える手間も省けて一石二鳥ですね。

平日24時間対応のメール、ライブチャット

近年は日本語サポートに対応した海外FX業者も増えてきていますが、対応できる時間帯が短かったりとまだ体制が整っていない業者が多いのも現状です。

TitanFXでは平日24時間メールとライブチャットでサポートを受けることが可能です。

ビットコインによる入出金が可能

TitanFXでは2017年3月からビットコインによる入出金サービスを開始しました。

日本人ユーザーへのサービスを停止したNETELLERやSkrillに代わる新たな手段として注目されています。

入金手数料は無料で、出金する場合は出金額の1%(10万円以下の場合一律1000円)が手数料として発生します。

入金は数分以内、出金は1時間以内と圧倒的な反映速度が特徴です。現金銀行口座を経由する必要がないため、銀行の営業日に関わらず24時間入出金が可能です。

まとめ：指標発表時以外での利用がおすすめ

TitanFXはなどの大手海外FX業者と比べ約定力が高くないため、値動きの激しい指標発表時などのトレードはおすすめしません。

スプレッドが狭いのでスキャルピング用口座としての利用を薦めるサイトも多いですが、大きなスリッページが発生しやすくどれくらいの隠れコストが発生するかといった予想をするのが難しいため、スキャルピングでの利用はおすすめできません。

スプレッドが狭いぶん、値動きの激しい時間帯以外での利用はありだと思います。

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